ポータブル電源 EcoFlow DELTA 2 Max を1年間使った感想【キャンピングカー生活に必須】

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どこでも安心して電気を使いたい!と思い、ポータブル電源 EcoFlow DELTA 2 Max を購入した私。

そこから1年が経ち、今年は夏の旅行にも毎回キャンピングカーに積んでいきました。

今回は1年使ってみた感想、改善要望点なんかをお話できたらと思います。

購入時のレビュー記事は下記からどうぞ。

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1年間使用した感想

まず最初に結論ですが、ポータブル電源 EcoFlow DELTA 2 Maxは私が必要とする性能を高水準で満たしており、1年使ってもその評価は変わりませんでした。

私が求める性能はこちら↓

①可能な限り大容量で、クーラーなどを直接稼働できること。
②キャンピングカーの中に持ち運びができる重量であること。
③長期間安定して使用でき、拡張性があること
④災害時にも利用できること。

EcoFlow DELTA 2 Maxの基本性能がこちら↓

製品名DELTA 2 Max
寸法長さ497*幅242*高さ305mm
重量約23kg
バッテリー容量2048Wh
AC出力合計2000W(最大2400W)、100V〜50Hz/60Hz切替 
ポート15口
電池素材リン酸鉄リチウムイオン電池
充電時間約100分
使用サイクル3000回以上
推奨使用温度範囲20〜30℃
使用温度範囲-10〜45℃

率直に良い商品なので、大容量のポータブル電源選びで悩んでいる人にはオススメできます。

前回と同様の項目をそれぞれ見ていきましょう。

操作性

全体の操作性としては素人にも楽に扱えるくらいシンプル。

電源ボタンを押す→ポートに充電器を繋ぐ→出力ボタンを押す 以上で給電が可能。

ただ、電源ボタン側とAC出力ポート側が反対に位置しているため、AC出力ポートを使用したい場合は両面のボタンを押す必要があります。

たかがボタン1個押すだけだろうと思うことなかれ。
部屋の隅っこに置こうとするとどうしても片面は壁を向いてしまうため、ボタンが押しにくくなります。

↑キャンピングカーの中でクーラーに接続する場合の配置。電源ボタン側が壁を向いてしまい押しにくい。

また、液晶画面側を壁に向けてしまうと残電力や使用可能時間がすぐに見えなくなってしまうのも困りどころ。

↑AC出力ポート以外(USB-AやC)は電源ボタンと同じ側にあるので快適に使用できます。

携帯性

DELTA 2 Maxの重量は約23kg。
これは業界の中でも重たいわけではありません。

持ち手の部分については両端に1箇所ずつありますが、固定されているので好き嫌いが分かれるところです。

外での使用頻度が多く家の中に持ち入って充電する場合、また車両へ頻繁に積み出しを行う場合、20kg前後の製品は成人男性でも気合を入れて運ぶ物なので注意しましょう。

台車等に積んで運べるならベストですが、ある程度は手で持ち上げる必要があるので可能なら実物を持ってみることをオススメします(なければ段ボールに物を詰めて実物大を作る等)。

重量については各メーカーがしのぎを削ってどんどん軽量化が進んでいるので、10年以内には同容量帯で15kgくらいの製品が作られるんじゃないかと期待しています。

容量

2048Whあると、普通の小型家電を充電及び適宜使う分には2泊3日程度でも耐えられるほどの容量といえます。

しかし私の場合はクーラーの稼働が使用の主目的です。

今年の真夏、夜間の使用に耐えうるか色々と実験してみました。

その結果、最小限の出力と空間であれば一晩使用できることが分かりました!
これについては話すとややこしくなるので別記事にまとめます。

逆に言うともっと贅沢にクーラーを使いたい、真夏に2泊以上したい場合は2048Whクラスのポータブル電源1個では足りません。

うーん。来年はもう一個買っちゃおうかなぁ笑

せっかく買うなら別メーカーの物を考えてるので、またレビュー記事や比較をお楽しみに。

駆動音

DELTA 2 Maxは本体充電時も給電時も静かで駆動音がほとんどしません。

これについては1年間使用しても変わりなく、寝るときも音で起きるなんてことはまずありません。

500W未満の出力時に、図書館の環境音と同レベル(30dB)の超静音動作はだてではありませんね。

改善要望点

ここまでの感想で特段大きなマイナス評価はないんですが、個人的に「こうだったら嬉しい点」として書いてみたいと思います。

電源ボタンと各ポートを前面に集約

操作性で書いたことですが、AC出力ポートの口数を減らしてもいいので電源ボタン,AC出力ポート,USB-A及びCポートを前面に集約するとより使いやすくなると感じました。

DELTA 2 MaxはAC出力ポートが6つもあるんですが、正直3個に減らしても困る一般ユーザーはそんなにいないんじゃないかと思います。

持ち手を固定から可動へ

携帯性の部分で触れましたが、個人的には可動式の持ち手がある方が運搬しやすいかなと思います。

狭いところから引っ張る分には今の形状が合っているので良し悪しありますがね。

でもJackery(ジャクリ)のポータブル電源が可動式の持ち手なので、業界事情的に同じにすることはないかなあ。

シガーソケットでの走行充電では物足りない

出典:EcoFlow 公式サイトより


DELTA 2 Maxを旅行中に充電する方法として、車のシガーソケットを使用する方法があります。

実際に繋いでみたのですが、1時間で5〜6%充電という結果になりました。
流石にこれでは充電が間に合いませんね。

公式サイトには別売りで「EcoFlow 800W Alternator Charger」というものがあり、走行中2.6時間でフル充電できるそうです。

ただ、使い方次第ではバッテリー上がりの原因にもなりそうで様子見しています。

実は後継機が3種類も発売されている

出典:EcoFlow 公式サイトより


記事を書く際に調べて驚いたんですが、なんと2025年9月現在DELTA 2 Maxの後継機が3種類も発売されていました!

もうこれはとんでもないビッグニュースなので詳細比較はまた別記事にするんですが、簡単に書くと

①DELTA 2 Max S → サイクル寿命増加、持ち手と色のデザイン変更

②DELTA 3 Max → 主要ポートを前面に集約、20.3kgに軽量化、容量拡張は不可に

③DELTA 3 Max Plus →
 定格出力が3000Wに、主要ポートを前面に集約、22.1kgに軽量化、容量拡張10,240Whまで可能に

なんと!
DELTA 3シリーズでは私が改善要望点で書いた「主要ポートを前面に集約」が実装されているではありませんか!

さらにDELTA 3 Maxでは2.7キロもの軽量化に成功。
代わりに容量拡張はできませんが、選択肢が増えるのはいいこと。

次の買い替えが10年後になろうともこれは嬉しい。

EcoFlowはユーザーの声を反映してくれる優良企業ですね。

他にも書きたいこと山程あるんですが、そこは比較記事に譲ります。

まとめ

以上、1年間使ってみた感想でしたがいかがでしたでしょうか。

個人ブログのいいところは忖度なしで好きなように書けるところですね。

EcoFlowのDELTAシリーズにはこれからも期待したいところです。

最後に、今回のレビューもキャンピングカー内で使用することを前提としているので、あなたに合うかどうかはよく吟味してから購入してくださいね。

ポータブル電源選びの参考になれば幸いです。