私は綺麗な道や景色が望める場所が好きなんですが、みなさんはどうでしょうか。
今回は熊本県にある日本一の石段 釈迦院御坂遊歩道(しゃかいんみさかゆうほどう)について、とても面白い場所だったのでまとめてみたいと思います。
概要
熊本県にある日本一の石段。その数なんと3333段!
石段の全長は2.9キロで、さらに奥に行くと釈迦院(本堂)があります。
信仰すれば長わずらいすることがないとの事で「ぽっくり寺」とも呼ばれ、例年4月8日には花祭りがあるそう。
この石段が完成するまでは、山形県 出羽三山神社の2,446段が日本一だったようです。
日本一と聞くと、せっかくだから挑戦してみたくなりますね!
アクセス
〒861-4415 熊本県下益城郡美里町坂本
車の場合は熊本市内から約1時間、最寄りの高速道路降り口から30分程度かかります。
道中の443号線には食事や温泉が楽しめる道の駅 東陽があり、道幅も狭くないので目的地には問題なく到着できると思います。
石段の登り口手前に有料駐車場があるので、空いている場所を利用しましょう。
歴史
白龍が昇るが如し石段は三三三三で日本一
↓以下現地碑文から引用
・この御坂遊歩道は第50代桓武天皇の病気平癒の功績により、弉善大師が延歴18年(西暦799年)に開山した金海山大恩教寺釈迦院の表参道である。
・御坂遊歩道整備事業は、この由緒ある道「御坂」を石段により復元したものであり、昭和54年1月に着工し、昭和63年3月に延長1,900メートル、3,333段の石段が完成した。
・地域経済の浮揚発展を図るとともに、国内産の名石はもとより世界各国の石材を使用しており、国際的な観光施設となるよう配慮したものである。
なんと平安時代から歴史のある場所だそうで、昭和63年に今の形になったようです。
登っている途中に各石材の由来なども書いてあるんですが、作るのにどれだけお金かかったんでしょうか。想像もできません。
注意点
・成人男性が普通に登って1時間半、下りは30分程度かかる(休憩なし)
・上記は石段3333段の所要時間で、奥の本堂へ行くにはさらに往復30分くらい必要。
・運動できる服装にタオル、飲み物、食料(必要あれば) 等、身軽な恰好が楽。
・200段付近に水洗トイレ、1700段付近にバイオトイレがあるが、200段目以降トイレはないものとして準備した方がよい(奥の本堂まで行けばある)。
・事故があっても自己責任(救急車が行けるのは200,900,1250,1670段目まで)
【実際に上った時の心の状態】
上る前:よ~し。楽しみ!
200段目:あれ、すでに足つらいかも・・。
1000段目:これ3000段いけないかも。
2000段目:しんどいけどもう、引き返せない。
3000段目:一段一段が重い。頑張らないと足が上がらない。
頂上:達成感と解放感!
私は過去にフルマラソン完走したことがあったんですが、上りは本当にしんどかった。
普段運動しない方、家族で道中楽しみながらゆっくり登りたい方等は午前中から登り始めることをおすすめします。
私が下っている夕方に上り始めの方ともすれ違いましたが、引き返さないのであれば真っ暗な中降りることになるので危険だなと思いました。
最後に、挑戦するなら準備運動くらいは必ずしましょうね!
面白情報
「アタック・ザ・日本一」や「Red Bull 白龍走」などのイベントが開催されています。
Red Bull 白龍走は順位やタイムを競うもので、過去の記録を見ると優勝者のタイムはなんと30分切り!!
普通に上がるペースの3倍以上で石段を駆け上がるって信じられない。。
優勝者の名前とタイムは石段の横に建てられる大会記念碑に刻まれるということで、未来永劫残るのは嬉しいですよね。
自分が上っている最中にも、健康のため定期的に来ているという高齢の方や、両手にダンベル持って登るムキムキマッチョマンがいたので身体作りの場としても愛好家が多いのかもしれません。
家の近くにあったら自分も身体作りのために行っちゃうかも笑
まとめ
道中の雰囲気や上りきった後の達成感、頂上周辺からの景色など見どころたくさんで、個人的に好きなスポットになりました。
基本的にこういうちょっと変わった場所に惹かれやすいのかもしれません笑
興味が湧いた方は熊本周辺に訪れる際に挑戦してみてください。
くれぐれも無理しないように!引き返すのもまた勇気ですよ。